大学院の先生がamazon破産しそうだって言ってたけど、最近ちょっと本を買い過ぎです。
本って、欲しい時に買わないと気が済まないので、私は本の時だけは贅沢をします。
で、最近押さえきれない読書への欲求が高まりつつあり、近頃ごぶさただった反動でその欲求も加速気味です。
幸い、移動時間が長いので、ちまちまと読んでいます。
昔は現代小説というのはあまり読まなかったのですが、忙しくなって、簡単に読めるたぐいの本にも手を出し始めています。
先日、最近話題のチームバティスタの栄光を読みました。
漫画みたいにすらすらと読めます、でも読後のあっさり感は物足りない感じです。私は推理小説は読むのは好きだけど、やっぱりスナック感覚でしか受け止められないので、つい内容も流してしまいがちです。ま、現代小説ってこんなもの、漫画よりも時間も持つし、久々の読書のエンジンをかけるにはもってこいでした(1日で読めるし)。
で、今読んでいるのがエピソードで読む西洋哲学史
哲学の概説と哲学者の人生を簡単に振り返っています。簡単な言葉遣い、また大胆に思想家達の主張を要約しています。
私はこの手の学者の伝記が大好きです。
でもこの本は藤原正彦が書いた数学者列伝「天才の栄光と挫折」の様なロマンティシズムもなく(藤原正彦はなんで国家の品格なんて書いたんだろう?読んでいないけどさ。抱いてたイメージと違うので軽くショックなのですが・・・)
ハイルブローナーの経済思想家列伝のような目の覚めるのような鮮やかで派手な切り口もなければ
はたまたフジテレビの番組でやっていたお厚いのがお好きのようなちゃらんぽらんさもない
なんだか中途半端な感じです。ということで何となく星二つって感じです。
で、それを読みつつ、今同時並行で塩野七生を読んでいます。意外なことに(←なんで?)、これが私の初塩野作品です。
今のところ、塩野さんは主張の端々が文章に現れる伝記作家なのね、という印象です。とにかくイタリア大好き、って感じです。でもルネサンスを聖フランチェスコとフリードリヒ2世で始めるところなど新鮮です。ただ、彼女は作品(オペラ)を残した人物を描きたくはないらしく、芸術家はちょっと横っちょに置かれているらしいので、美術史の私としては違った角度からのルネサンス像を感じました。
他の作品も読んでみようと思いますが、今のところ夢中になるというほどでもないので、評価は保留です。でも私は作家との出会いの一冊の選び方があまりうまくありません。唯一の成功例は堀辰雄を「燃ゆる頬」から入ったことぐらいです。漱石を虞美人草から入ったのは明らかな失敗でした。

はじめまして!博物館・美術館での学習の研究をされていて素晴らしいですね。色々研究されていて、日本の未来は明るいですね。また拝見させてください。
