大学博物館の研究会〜研究資料活用術〜

  • 2012/01/19 20:23
  • Category: 研究
総研大で大学博物館の研究会をやります。

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ぜひご参加ください!!

平成23年 第四回実践的大学院教育研究会

      研究資料活用術
―研究を見せる、伝える、つながっていく―

 
大学の社会貢献活動の一環として、研究を展示で可視化する
学術展示が注目されています。
本研究会では、広報や情報公開活動としての学術展示の在り方、
学術展示の伝達効果、全学的な社会貢献活動の連携を、
各大学の取り組みを通してお話ししてもらいます。
大学院に求められる資料マネジメント人材の育成機能についても講義、
パネルディスカッションを通して考えていきます。

プログラム

・13:00-13:10 開会挨拶 
・13:10-13:50 三島美佐子(仮)(九州大学総合研究博物館/開示研究系 准教授)
       「研究を見せる〜九州大学博物館〜」
・13:50-14:30 奥本素子(総合研究大学院大学・学融合推進センター助教)
       「研究を伝える〜総合研究大学院大学〜」
・14:30-14:50 休憩
・14:50-15:30 元木 環(京都大学 情報環境機構 助教)
       「展示でつながる〜京都大学博物館〜」
・15:30-16:20 栗原祐司(文化庁文化財部美術学芸課長)
       「大学院に求められる学術資料マネジメント人材育成」

・16:20-16:40 パネルディスカッション〜研究資料活用術〜
・16:40-16:50 開会挨拶

///////////////////////

17:30〜 懇親会 (任意参加)

日時:2012年2月3日(金曜日) 13:00-16:50
会場:TKP京橋ビジネスセンター カンファレンスルーム3C
〒104-0031 東京都中央区京橋1-9-7京一ビル2F〜6F 
JR線「東京駅」八重洲口徒歩5分
東京メトロ銀座線「京橋駅」6番出口徒歩3分
都営浅草線「宝町駅」A6出口徒歩3分

平成24年2月1日(水)までに、メールの標題を
【(申込)平成23年度第4回実践的大学院教育研究会】としていただいた上、
電子データにて、学融合推進センター(zengaku-edu(at)ml.soken.ac.jp)宛、
もしくは、ファックス(046-858-1546) にてご送付くださるよう、
よろしくお願いいたします。

お問合せ先:【内容について】
        総合研究大学院大学 学融合推進センター (岩瀬講師・奥本助教)
        Tel:046‐858‐1628 Fax:046‐858‐1546
        Email: zengaku-edu(at)ml.soken.ac.jp
       【出欠等のとりまとめ】
        総合研究大学院大学 総務課総務係
        Tel:046‐858‐1657 Fax:046-858-1546
        Email: zengaku-edu(at)ml.soken.ac.jp
詳細はこちらです。

ウメサオタダオをどう超えるのか?

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未来館であっている、ウメサオタダオ展に行ってきました。
「博物館というところは、知的欲望を開発する場なのです。」

いい言葉だ、と思います。
ゴールではなく、スタートだという感じが出てて、
博物館の機能の中で忘れてはならない部分だと思います。

ともすれば、分からないことを調べに来るための解答がある場所、
のように考えられる傾向がある博物館、
しかし、ただただ欲望を開発し、現実社会につなげる橋になる、
それだけしかできないということはもっと自覚的になるべきだと、
私的には考えます。
(ここが私のDeweyスクールに関する博物館学的知見です。)

なるほど、色々考えてみると深い。
と泥沼にはまりつつあるウメサオ展。

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この言葉もいい。
完成したらおしまい。
常設展はもっと可変可能なオルタナティブ・スペースに作り替えるべきです。
以前紹介した、東工大博物館の可変可能な展示ケースのような試みは、
今後常設展のモデルになるんじゃないかな。

それでもあえて、このポンと投げられた言葉を超えて、
自分なりの理論を作っていけってことなんだろうな、と思いました。
梅棹忠夫の提案した博物館の実現のための、実際的な諸課題、
また理想論ではない戦略をどこまで提案できるか。
ちょっと考えさせられました。

ちなみに、独創はインスピレーションだという言葉を残されていますが、
いえいえ、そのメモ魔っぷりを見たら、独創とは蓄積だという言葉の方が当てはまります。

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記録と整理、その先に統合と創造があるのかもしれませんが、
できていません。
はい、はい、反省しますよ...(投げやり)

でも、そういう性格だったんでしょう?
多分、こんなもんまで集めて↓

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お酒のラベル

ワークシートや情報端末などは、参加型をよく意識されて開発されたようです。

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自分のフィールドメモを他人と共有化できる端末。

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正解はないけど、著作に関連の話が載っていることを示唆するワークシート

最後に、偶然知り合いの学芸員に遭遇。
彼女はワークショップにも参加したようで、その時気がついたのが、
梅棹のメモにコントロールやシュミレーションという走りが出てくること。

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色々な課題を解決するための解を探そうとするところは、
メタ的であると共に、高度成長時代の学問の人だったのかも、と感じました。

ただ、私もそういう相対主義に陥らない部分も持っていたいな、と思った次第です。
ま、私の場合、それでも関心が博物館に限定されているという時点で、
相当範囲は狭いんですけど(笑)

museum+公開研究会_報告

  • 2012/01/15 20:41
  • Category: 研究
1月14日に、museum+の公開研究会が開催されました。

まず、私がM+の沿革を話します。
といっても、2007年ぐらいにゆるく始まった研究会、
だんだんメンバーが就職したり、売れっ子になったりで、
集まりが悪くなっている(笑)といった事情など...

M+メンバーの、ミュージアム業界の就職率や、
フリーでの活躍割合は結構高いという嬉しい実績がある一方、
こういう弊害もあるんですね。

次に対話型鑑賞法で活躍している平野君のオーガナイズで、
アンカンファレンスワークショップ開催。
お題はミュージアムを科学する。

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でたテーマをまとめると...

セッション1
1-A 自己紹介/最近行ったミュージアム
1-B 大学博物館
1-C 人材育成
1-D 子ども・ワークシート・学校教育の関連

セッション2
2-A 博物館と新しい学び
2-B ミュージアム運営・展示評価
2-C 市民による支援
2-D 博物館と作品・資料

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ディスカッションまでできたかどうかは、定かではありませんが、
(やはり参加者の中でもう少し準備が必要?でもそれだったらフレキシビリティがないかな?)
まあ、楽しそうに話しています。
特に評価は人気が高く、評価方法はある程度、共有、勉強できるので、
セミナーみなたいなものを開いていもいいかなと思いました。

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その後、うちの裏番長、平井氏講演。
いやー、迫力あります(笑)

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共創戦略とは、顧客を需要者という受け身の存在と定義するのではなく、
組織運営に携わるステークフォルダーとしてとらえ、組織運営に携わらせるという戦略らしく、
それをミュージアムに取り込めないか、というお話。
経営理論手魅力的です。

その後、若手フォープ嘉村君の話。

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芸大の事例を元に、複数種類のファイル(画像、動画、音楽など)や、
違うデータベースをどう共有化するのかという話。
ていうか、芸大すごいな、確かに色んな記録を持っていて、
それを意欲的にアーカイブ化しようとしているんですね。

その後は意見交換会。
最終的に15人新規の方が来てくださって、我々もたいへん刺激を受けました。
今後はM+の活動をどう発展させ、このコミュニティを持続しているのか、が課題です。
M+2.0という感じで、今年は頑張っていかないとな〜。

来てくださった方、ありがとうございます。
また、ご興味のある方は、定例会も開催しているので、ぜひお問い合わせくださいね。

宮島達男展@三菱アルティアム

福岡の人以外はあんまり知らないかもしれませんが、
天神のど真ん中、イムズというデパート屋上に、
現代アートギャラリー、三菱アルティアムがあります。
特別展だけですが。

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現在、
宮島達男「その人と思想」展
― 宮島達男は何を考え、どう生きたのか
があってます。

宮島達男が光ダイオード(LED)を用いたデジタル・カウンターの作品を生み出すまで、
を芸大時代のパフォーマンスを紹介しながら、その軌跡を追っていく展示。

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芸大の学生時代に、
芸大の芸術学部の校舎と音楽学部の校舎をピンクのリボンで結ぼうとした、
パフォーマンス

色んなところで叫び続けるパフォーマンス、
石として行動するパフォーマンス、
そして延々と線を書き続けるパフォーマンス。

パフォーマンスという同時性のアートを突き詰めた上で、
その限界を感じ、徐々に形に残るものを求めていったそうです。

そして最後にたどりつく、デジタルカウンター。

結局デジタルカウンター作品は最後に一つだけですが、
なんだか何度見てもいい。
闇に光るカウントし続ける数字群を見ていると、
どうしても、創造主になったような、変な気分になります。

彼の活動を、
自動化、非人間化、その中にある生命感、
を常に追求している、と私自身は解釈しました。

にしても、現代アーティストであっても、このように過程を追ってみせるというのは、
作品解釈の材料を観客に提示することになり、いいな。

アルティアム、福岡に行った際はぜひ。

現代アート@福岡

福岡で行った美術館情報を書かずに、
はや1週間...

1月ってもう半分経ったんだ、ドキドキ

こちら、福岡の名所、アジア美術館になっておりまーす。
(バスガイド風)

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ここは、たくさん休憩スペースがあって、
まだ正月休みの早い時期だったのに、福岡の皆さん、くつろいでらっしゃいました。
天神の近くにあるのに、なかなか贅沢なスペース。
リバレインという商業施設の中にあるのですが、
元福岡市民としてはリバレインの閑散ぶりが気になる...閉鎖したりしないよね

私が行った時は、まだ常設展だけでした。

ラキラ☆チカチカ−光のアート
そう、アジアって言ったら、チカチカなイメージ。
分かりやすく、アジアって感じで、楽しい展示です。

南アジアの現代美術−ネットワークから世界へ
南アジアとは、インドやパキスタン、バングラデシュなど
新興国であると同時に、まだ男女差別、格差などが色濃く残る地域。
そこで、現代アートを通じて、どうメッセージとして発信していくか。
民主化、近代化、グローバル化、そして人権や貧困などの南アジアの現代を、
アートとして発信するため、現在アーティストはコミュニティを形成し、
ワークショップを通じて、活動しているようです。
黎明期の自主的アート活動からは、南アジア美術が今後興隆する予感をもたらしてくれます。

それにしても、最近のアジアの現代美術は感覚が新しいな。
私がアジ美に行っていた10年前ぐらいは、まだアジア的、そして少々古い感じがしてたんだけど、
インターネットの力でしょうか、既に西欧や日本のアートの求める部分と同じ感覚を感じました。
それがいいのか、どうなのか。
でも、エキゾチシズムだけで受け取られないようになるという事はいいと思います。

ちなみに、アジ美の子供用トイレはこんなにカワイイ
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プロフィール

奥本 素子

Author:奥本 素子
総合研究大学院大学 学融合推進センター 助教
専門 博物館教育 鑑賞教育

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